パリは日本人が訪れる海外旅行の人気ランキングで常に上位にある都市の一つです。パリは歴史ある建築・美術・グルメ・ファッションなどのあらゆる魅力が凝縮された都市です。今回は、初めてのパリ旅行でも安心して楽しめるよう、現地で体験した観光名所やグルメ、交通情報までを徹底解説していきます。
パリの定番観光スポット巡り
エッフェル塔:登頂のコツとベストな撮影スポット

エッフェル塔に登るなら、早朝に訪れるのが最もおすすめです。朝の時間帯は観光客が少なく、待ち時間を大幅に短縮できるからです。
筆者は午後3時ぐらいにエッフェル塔を訪れたため、かなり混んでおり、上ることを諦めました。
写真撮影スポットとしてはトロカデロ広場やセーヌ川沿いがおすすめです。
トロカデロ広場からは塔全体を綺麗に収めた写真が撮影でき、「セーヌ川沿い」は夜のライトアップ撮影に最適です。
そのため、エッフェル塔観光は早朝に訪れ、定番の撮影スポットを事前に確認しておくことを強くおすすめします。
ルーブル美術館:効率的な回り方と必見の作品

ルーブル美術館では、事前にルートを決めてから訪問するのが最も効率的です。
広大な館内には膨大な数の展示があるため、無計画では時間が足りなくなるからです。
筆者は公式アプリを活用して「モナ・リザ」「ミロのヴィーナス」「ナポレオンの戴冠式」などの代表作品を優先的に巡ることで、2時間程度で主要スポットを効率よく見学できました。
よって、ルーブル美術館を楽しみたいなら、必見作品を事前に把握し、ルートを決めて訪問することが肝要です。

凱旋門:屋上からの絶景とアクセス方法

凱旋門の屋上から見るパリの街並みは、パリ観光の中でも屈指の絶景体験です。
高所から360度見渡せるロケーションは、シャンゼリゼ通りを中心に放射状に広がる街の美しさを実感できるからです。
筆者は夕暮れ時に登頂し、オレンジ色に染まるエッフェル塔と街全体を一望できました。最寄り駅「シャルル・ド・ゴール=エトワール」から地下通路を利用して安全にアクセスできます。
したがって、凱旋門の屋上展望台は、パリの景色を満喫する絶好のスポットとして強くおすすめできます。
ノートルダム大聖堂:現在の様子と見るべきポイント

ノートルダム大聖堂は現在修復中ですが、外観だけでも一見の価値があります。
歴史的建造物としての荘厳な雰囲気は、近くで見ると圧倒されるからです。筆者が訪れた際は、大聖堂の周囲が柵で囲まれており内部には入れませんでした。
しかし、セーヌ川沿いから見る姿は神秘的で、撮影スポットとしても人気でした。パリを訪れたら、ふらっとノートルダム大聖堂に立ち寄ってみましょう。
ヴェルサイユ宮殿:アクセスと見どころ

ヴェルサイユ宮殿は、訪れる価値のある世界遺産です。パリ市内から40分ほどかかり、雰囲気が市内とは異なり落ち着いた雰囲気です。
宮殿内は建築、内装、歴史のすべてが圧倒的なスケールで、フランス文化の象徴的存在であり、中世の豪勢な暮らしを体感することができます。
筆者が訪れた「鏡の間」では、金の装飾と無数のシャンデリアが輝いており、その美しさに息を呑みました。また、庭園も広く、統一感のある作りです。
そのため、フランス旅行を計画するなら、ヴェルサイユ宮殿への日帰り旅行は絶対に外せないでしょう。

コンコルド広場&シャンゼリゼ通り:パリ散策の楽しみ方

パリを散歩しながら楽しみたい人にとって、コンコルド広場からシャンゼリゼ通りのルートは最適です。
パリといえば、この通りを想像する人が多いのではないでしょうか。
このエリアは、美しい街並みと高級ブランド店、老舗カフェが立ち並び、散策とショッピングの両方を満喫できるからです。筆者が歩いた際には、プランタンやルイ・ヴィトンの本店などが並び、街角のカフェではクロワッサンとエスプレッソでパリ気分を満喫できました。
そのため、パリらしい雰囲気を楽しみたい方には、コンコルド広場からシャンゼリゼ通りの散策を強くおすすめします。
友人が現地でインタビューを受けた際、全くフランス語がわからず、大変でした。
ペール・ラシェーズ墓地:静かな散策と有名人の墓探し

パリの喧騒から離れて静かな時間を過ごしたい人には、ペール・ラシェーズ墓地の散策が最適です。
ここは樹木に囲まれ、著名人の墓が点在しており、落ち着いた空間で歴史と向き合うことができるからです。
ここは少しニッチな観光地ですが、筆者は世界史の授業でこのお墓を紹介してもらったことから訪れました。
ショパンやエディット・ピアフの墓を訪れ、彼らの偉業に思いを馳せながら、静かに歩く時間を楽しみました。文化と静寂を味わいたい人たちには、ペール・ラシェーズ墓地の訪問をおすすめします。

パリ市庁舎

パリ市庁舎は、外観だけでも一見の価値がある建築物です。
なぜなら、その外観は19世紀のネオ・ルネサンス様式の傑作であり、細部に至るまで芸術性と歴史が宿っているからです。
例えば、筆者が訪れた際には、ファサードに並ぶ300体以上の著名なパリ市民の彫像や、精緻な装飾が施された窓枠・柱に目を奪われました。
また、広場からは建物全体がよく見渡せ、夜には美しくライトアップされて幻想的な雰囲気が漂っていました。したがって、内部見学の機会がなくても、パリ市庁舎の外観を眺めるだけで、その歴史的・芸術的な価値を十分に感じ取ることができます。
パリ散策中に立ち寄るだけでも大きな満足感が得られるでしょう。
セーヌ川クルージング:夜景の魅力と予約方法

セーヌ川のナイトクルーズは、パリ旅行で絶対に体験すべきロマンチックなアクティビティです。
パリの夜景を水上から楽しむことができ、エッフェル塔やノートルダム大聖堂などの名所が美しくライトアップされて見えるからです。
筆者は事前にオンラインで予約し、ディナークルーズに参加しました。食事と共に、幻想的なパリの夜を満喫しました。
ただカップルや家族で訪れる人が多く、筆者は、同性の友人と二人で参加したのですが、店員の人に同性カップルと間違われました。

パリのおすすめグルメを紹介!
おすすめのマカロン

パリ旅行では、有名店のマカロンを味わう体験は外せません。
マカロンはパリを代表するスイーツで、見た目・味ともに極上のクオリティを楽しめるからです。
筆者は「ラデュレ」で、ピスタチオやローズなど色とりどりのマカロンを試食し、洗練された甘さに感動しました。
お土産としてパリの名店でマカロンを買うことがおすすめです。マカロンの賞味期限は短いので気をつけましょう。
パリの絶品チキン!B級グルメ

パリで本場のチキン料理を味わうなら、老舗ビストロ「Bouillon CHARTIER」は絶対に外せません。
なぜなら、1900年創業のこのレストランでは、地元の人々にも愛され続けるクラシックなフランス家庭料理を、手頃な価格で楽しめるからです。
筆者が実際に注文したのは「ロティサリーチキン(Poulet rôti)」で、外はパリッと香ばしく焼き上げられ、中は信じられないほどジューシーでした。シンプルな塩とハーブの味付けが素材の旨みを引き立てており、付け合わせのフレンチフライとの相性も抜群。レトロな内装の中、ぎゅうぎゅうに詰まったテーブルで隣のパリジャンたちと肩を並べて食べる雰囲気も、旅の醍醐味でした。
したがって、パリで「本場の味」を手軽に、かつ本格的に楽しみたい方には、Bouillon CHARTIERのチキン料理を心からおすすめします。
その他スイーツ

パリでは、マカロン以外のスイーツも街歩き中に気軽に楽しめます。
多彩なスイーツがベーカリーやパティスリーで販売されており、どれも高水準の味を提供しているからです。
筆者はカヌレ、エクレアなどを食べ歩きし、それぞれのお店のこだわりを味わう楽しさを実感しました。
そのため、パリを訪れた際には、気になるスイーツをその場で楽しむ「街角スイーツ巡り」がおすすめです。
パリでの移動手段と交通機関の選び方
パリ市内の移動には、メトロを中心とした公共交通機関の利用が便利でお得です。
地下鉄やバス、トラムが市内全体を網羅しており、Navigoパスで乗り放題になるからです。筆者は1週間用Navigoパスを購入し、メトロとバスを組み合わせて観光地を効率よく巡ることができました。
したがって、短期旅行でも公共交通をフル活用することで、コストと時間の両方を節約できます。
フランス旅行の注意点
パリを安全に楽しむためには、スリ対策を徹底することが大切です。
とくに観光地や混雑した交通機関では、スリが多発しているからです。筆者は小さなショルダーバッグを身体の前に掛け、周囲を警戒しながら行動していました。
しかし、ルーブル美術館の入り口で耳が聞こえない人たちの募金という名目の署名をしてしまいました。
署名したとたん、現地のおばさんたち5人ぐらいに囲まれて、財布から50ユーロほど取られてしまいました。みなさんはこのような経験をしないようにお気をつけください。
フランス旅行で必要なもの
パリ旅行では、モバイル通信と変圧器が必要になります。
現地SIMやeSIMを活用すれば、Google Mapsや翻訳アプリを常に使えて移動や予約がスムーズになるからです。
さらに、日本とコードの種類が異なることからフランス用の変圧器を持っていく必要があります。筆者はeSIMを日本で事前購入し、現地での通信は問題なく過ごすことができました。
また、ヨーロッパのほとんどの国で使用することができる変圧器を持って行ったおかげで数か国旅しても1個の変圧器で住みました。
したがって、快適な旅を実現するためには、出発前に通信環境と変圧器の準備を整えておくことが重要です。
おわりに
パリとヴェルサイユでの旅は、人生の中でも忘れられない体験となりました。
芸術・歴史・食文化・人々との交流など、多様な魅力が凝縮されているからです。
筆者は歴史的建築を眺め、美術館で名作に出会い、セーヌ川クルーズで夜景を満喫し、地元の人々と触れ合う中で、心に深く残る思い出を作ることができました。
したがって、あなたが次に旅行を計画するなら、ぜひフランス・パリとヴェルサイユを旅先の候補にしてみてください。
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